成長・努力

ハゲ山と兄弟|三日坊主にならない人の継続のコツ

ripton

むかしむかし、あるところに
大きなはげ山に挟まれた村がありました。

その村の村長にはふたりの息子がおり、
どちらが跡を継ぐのか、噂になっておりました。

ある日、村長は言いました。
「あの山を緑で満たした者を、次の村長とする」

兄はすぐに動きました。
「育てるより、運べばいい」

遠くの自然豊かな山から
大きく育った木を大量に集め、村人たちに植えさせました。

瞬く間に、山は深い緑に覆われました。

兄は腕を組みました。
「これで勝負あったな」

村人たちも、その見事さに息をのみ、
誰もが兄の名を口にしました。

ほどなくして、激しい嵐が村を襲いました。

雨は山を打ち、風はうなり、
夜通し地面が震えました。

夜が明けて山を見ると、
緑は消え、土がむき出しになっていました。

大きな木々は根こそぎ倒れ、
濁った水とともに流されていたのです。

兄は言葉を失いました。

一方、弟は
山の片隅に小さな苗をいくつも植えていました。

石をどけ、土を耕し、少しづつ着実に苗木を育てていました。

見上げるほどの木はありません。

けれど嵐のあとも、
苗は土をつかんで残っていました。

それから幾年も過ぎ、
村は、緑豊かな山に囲まれていました。

こうして、
小さな苗を植え続けた弟が、
村を継いだのでした。

ここからは「ハゲ山と兄弟」から学べる継続力の正体を、ほどいていきます。

ルカ
ルカ

僕、いつも三日坊主になっちゃうんだ

りぷじぃ
りぷじぃ

継続には、コツがあるんじゃよ。

この物語から学べること

兄は、一気に山を変えようとした。
人を動かし、木を集め、遠くへ運び、短期間で成果を出した。

弟は、一見 何もしていないように見えた。
ただ毎日、苗木を植えただけだった。

嵐が来て、兄の成果は崩れた。
弟の植えた苗は残った。

やがて山は、ゆっくりと緑に覆われていった。

この物語は弟の歩みに焦点を置いている。
まずはそこを掘り下げたい。

ただし、兄の歩みにも学ぶべき本質が隠れている。
それについても少し触れていく。

継続の正体とコツ

私たちは何かを始めるとき、つい短期間で成果を求めてしまう。
「夏までに腹筋を割るぞ。毎日腹筋100回だ」
「明日から禁煙だ」

そう意気込んで、
三日も経たずに諦めてしまう。

しかし、継続の正体は
意志の強さではない。

続けられる大きさに分解されているかどうか

  1. 行動を小さくする
  2. 崩れても、また始める

これが継続のコツである。

小さな継続には、
特別な才能はいらない。
爆発的な情熱もいらない。

必要なのはただひとつ。
明日もできること。

嵐が来た日も、
気分が乗らない日も、
成果が見えない日も、

それでもできる行動だけが続く。

大きな挑戦は、
大きなエネルギーを使う。

だから崩れたときの反動も大きい。

一方、小さな行動は
崩れても、また始められる。

「再開の軽さ」も継続のコツ

ルカ
ルカ

三日坊主でもいいの?

りぷじぃ
りぷじぃ

そうじゃ、継続とは一度も止まらないことではない。

また始めれば、それは立派な継続じゃ。

継続の弱点

ただし、継続にも弱点がある。

  1. 遅い
  2. 初期の成果が見えにくい
  3. 周囲から評価されにくい

小さな行動は、
最初、景色をほとんど変えない。

ここで、兄の価値が見えてくる。

兄には決断力があった。人を動かす力があった。
そして、短期間で景色を変えた。

才能のある者には、短期間では負ける。

しかし、それでも小さく続けた者だけが、最後の景色を見る。

うさぎと亀

りぷじぃ
りぷじぃ

『うさぎと亀』というお話は知っているかな?

ルカ
ルカ

うさぎが寝ちゃって亀に負けるお話だよね

うさぎと亀の話と聞くと、

「うさぎは傲慢だった。亀を見下し、油断し、怠けたから負けた。」

そう思っている人も多いだろう。
たしかに、その読み方もできる。

だが、「うさぎと亀」の物語はもう少し違う見方もできる。

もし、うさぎが最後まで全力で走り続けていたらどうだろうか。
眠ることなく走り切っていたら、おそらく勝っていただろう。

うさぎは速い。
能力も高く、瞬発力もある。

しかし、速さは持続と同じではない。

全力を維持するのは、想像以上に消耗する。

この物語は単なる怠惰の話というより、

爆発力はあっても、
持続の設計がなければ負ける

という構造を描いた寓話とも読める。

つまり、

才能や速さよりも、小さな歩みを止めないこと。

うさぎと亀の物語からも、小さな継続が勝つ理由を読み取ることができる。

まとめ

今回は、「ハゲ山と兄弟」という物語を通して継続について考えてみました。

継続は、特別な才能ではありません。
止まらないために、小さくする。
止まっても、また動き出せるように小さくする。

最初は遅い。成果も見えにくい。
周囲から評価されることも少ない。

それでも、小さな行動は確実に積み重なります。

短い期間では、才能のある人に勝てないかもしれません。

しかし、長い時間で見たとき、最後に最高の景色を見るのはいつも継続です。

昔、三日でやめてしまったことも、
小さくすれば、もう一度始められるかもしれません。

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